食と農・かきのきむら企業組合

島根県にある柿木村の農家の集まりです。柿木村は35年以上前から有機農業を地区全体で取り組んできました。作物のこと、日々の出来事など書いていけたらと思います。

「山菜を食べる会」

4月24日に柿木村有機農業研究会主催の「山菜を食べる会」が行われました。今年は昨年よりも多い参加で、50名近くの方と交流が出来ました。

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まずは山へ山菜採りへ。

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天気にも恵まれ、春の山はキラキラとしてとっても心地よかったです。 

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帰ってからは揚げたて天ぷらをいただきます。

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天ぷらの材料がとっても美しい!!

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熊本を中心に九州地方で大きな地震がありましたが、会長の福原からは「そういうときにためにも山の食べられる物を知っておく必要がある」と話がありました。若い人は知識と経験を先輩方からしっかりと学ばなくてはいけませんね。

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美味しいおかずは農家のお母さん達が朝から準備をしてくれました。

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調味料も道の駅でそろえ(柿木の道の駅は自然食品店並の品揃えです!!)添加物のない本物を使っています。味噌はもちろん柿木の味噌。

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各テーブルに生産者も混じり、ワイワイと交流。「山菜が大好き!」「毎年楽しみにしている」という声が多かったです。みんなお腹いっぱい食べて、余ったものは持ち帰り。

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こうした交流と共に“有機的な暮らし”がもっともっと広がっていけばよいなと思います。

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高津川倶楽部・生産者インタビュー

おはようございます。

少しずつ春らしくなっては来ましたが、昨日は風邪が冷たかったですね。

さてさて、今日は高津川倶楽部の生産者インタビューの動画があがってきたのでご紹介します。

 

www.youtube.com

食と農・かきのきむら企業組合の組合員も数名出ております。

毎週火・金曜日に高津川倶楽部さんを通じてキヌヤさんへ出荷をしています。今日もあと1時間ほどで集荷のトラックがやってくると思います。

まずはたくさんの方に知っていただきたいので、ぜひ動画をご覧ください!!

いわきおてんとSUN企業組合

今日の午後は福島県いわき市からいわきおてんとSUN企業組合(素敵なHPです!冊子も送っていただいたのですが、こちらも素敵でした*)の方が2名視察に来られます。

f:id:syokutonou-kakinoki:20160316110208p:plain いわきおてんとSUN企業組合

福島県いわきだからできること、しなければならないこと・・・いわきの明日、持続可能な未来に向けて,3つの復興まちづくりに取り組み始めました。
2011年の準備期間を経て、2012年より、地域住民、避難移住者、農家、事業者、地域づくり団体、NPO、首都圏ボランティア、そして自治体など、様々な人と人の輪をつなぎながら、オーガニックコットン、復興スタディツアーから自然エネルギーまで、市民が主体となった希望のまちづくりにチャレンジしています。

震災前より、福島県いわき市を拠点にNPOや地域づくり活動を行ってきた6名が中心となり、震災後に、独自の復興活動を行いながらも、復興への思いや福島やいわきの未来ビジョンを共有し、市民自らが、市民のために行う地域づくりを協働し、実践していくために、"いわきおてんとSUNプロジェクト"を立ち上げました。オーガニックコットン、スタディツアー、コミュニティ電力などの復興まちづくりに取り組み、2013年2月に法人格(企業組合)を取得しています。今後、様々な団体や人との連携を深め、より大きな人の輪に広めていければと考えています。(HPより引用)

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昨年11月のPARC自由学校の視察に来られた方のつながりで柿木に来ることが決まり、ご縁に感謝しています。震災から6年目が始まったばかりですが、“何が出来るのか” “どんな社会で、どんな生き方がしたいのか” “具体的にどう動く??” そんなあれこれの良い情報交換の場になればと思っています。また、お互い企業組合ということもあり、その辺も気になるところです。

視察のあとははらだや旅館さんでのささやかな交流会もします。夜まで時間はたっぷりとあるのでたくさん参考にさせていただきたいなあと思います。

いろいろ気になります。楽しみです!!

かきのき保育所が厚生労働大臣賞を受賞!!

かきのき保育所の取り組みが、食育コンテストで厚生労働大臣賞を受賞とのことで山陰中央新報に掲載されていました。

保育所には毎日野菜を届けているのでとっても嬉しいニュースです。

園児が野菜栽培や給食の献立作りに取り組んでいる、島根県吉賀町柿木村柿木のかきのき保育所(34人)が、全国公募の食育コンテストで最優秀賞に当たる厚生労働大臣賞に選ばれた。園児は考えたメニューの調理にも挑戦。家で積極的に台所に立つようになるなど成果が表れており、継続的な取り組みが高い評価を得た。('16/03/09

 

かきのき保育所のHPにもとっても良いことが載っていました。

「食べることは生きること」
子どもたちは自然や人とふれあい・かかわり・まみれる中で、豊かな心と体を育てていきます。その根本は、よい生活リズムでしっかり食べること。朝食の欠食やおやつの頻度の摂取、食べる意欲の欠如、孤食や偏食、咀嚼の問題など子どもの食生活に関する問題は、様々なものがあります。食習慣は短期間でできるものではなく、乳児期から少しずつ習慣化されるものです。生きていくために大事な食を体験を通して大切にする子どもに育ってほしい…との願いをもちながら、これからも食育に取り組んでいきたいと思います。
 
「食材について」
○地元の有機野菜を中心とした和え物、煮物、汁物を多く取り入れた献立
  にしています。
○季節感のある旬のものを、一番おいしい時季に使うようにしています。
○味付けは薄味で、素材の持ち味を大切に、化学調味料や加工食品は
  できるだけ使っていません。
○米は地元の胚芽五分づき米を使用しています。

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これからも子どもたちがのびのびと成長していけるようなお手伝いを一緒にしていけたらなと思います。

 

提携をいただく方への説明会

こんにちは。

今日の柿木は雪がちらちら降ったり止んだり。

そんな天気でございます。

さてさて、昨日はお隣の益田市で提携を希望をされている方々への説明会でした。

益田市へは週に一度、火曜日に配送に出かけています。春から新たに野菜を取りたいとの連絡をいただいたので、柿木村有機農業研究会長の福原と行ってきました。

希望されている方はどちらも若い女性でしたので、場所も栗栗珈琲さんをセレクトしてみました。

 

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説明会では、柿木が有機農業を始めたきっかけやその頃の時代背景、周辺地域の環境汚染のことなど、丁寧な説明がされました。

また、旬の時期に農家が作れる分だけが届けられるためスーパーのようにはいかないということなど、事前に知っておいていただきたいことなどお話をさせていただきました。

参加されたお二人とはもちろん初対面でしたが、話をさせていただくうちに色々と繋がりがあることがわかって盛り上がりました。お二人の家が近いということもわかり、「もう少しお話していきませんか?」とその後はランチを楽しまれたようでした。

意外なところから新たな出会いも生まれ、良い機会になってよかったです!!

 

グリーンコープ技術交流会

グリーンコープ技術交流会に参加するため福岡県に行ってまいりました。柿木村有機野菜組合6名、かきのきむらグループ3名、食と農・かきのきむら企業組合事務局1名の計10名でした。

始めに虫の生態と防除についての話を聞き、その後は各分科会に分かれ、ネオニコチノイド系の農薬をどのように減らしていくか等が検討されました。

各生産地の使用薬剤一覧が配られましたが、その冊子の厚さにびっくりしました。順次減らしていきたいが、まだまだ農薬なしでは難しいと考えているところも多いようでした。

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映画「モンサントの不思議な食べ物」も上映され、遺伝子組み換え作物についても学べました。これを見る限り、”食べ物ではなく売り物“という印象を強く受けます。

www.youtube.com

効率や合理性の名のもとでどんどんと工業化が進められ、土から離れてしまったせいだと思います。時間はかかるかもしれませんが、少しずつ取り戻していきたいものです。

www.amazon.co.jp

遺伝子組み換え作物について、知りたい方はこちらの書籍がお勧めです。

 

夜は懇親会、次の日は圃場見学をしました。

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始めに有機JASをしているというセロリの圃場に行きました。

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大きなハウス一面にセロリが並びます。こんなに大きな圃場はなく、少量多品目の柿木では見慣れない光景です。参加者からはアブラムシ対策はどうしているのか等質問が出ていました。

セロリをその場で食べさせてもらいましたが、セロリ独特のくせが少なく、かなり食べやすいものでした。

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次に、白菜畑へ。たくさん出来ているように見えますが、規格に届かず廃棄になってしまうようです。作ったのに出せないというのは、なんともいえない気持ちになりますね。