野菜紹介 チンゲンサイ
この季節の悩みといえば、ツバメです。人が通るところに巣作りをするので、糞が落ちて困ります。でも、このツバメたちが、東南アジアから渡ってきたことを思い出すと、長旅をねぎらい、暖かい気持ちで受け入れたくもなります。山の緑、ツバメ、水を張り始めた水田。人間の生活と自然が作り出す美しい風景がいつもそこにあるのは、とても幸せなことです。
チンゲンサイは、歯ごたえのある茎が魅力の野菜です。収穫する時に、生でかじってみたこともありますが、おいしいです。チンゲンサイの栽培は、プランターでもできます。一粒ずつ15㎝間隔にまけば、間引きいらずで、充分な大きさに育ちます。生育が早く、あっという間に大きくなります。一袋3~4株のチンゲンサイを見慣れていると、違う野菜に見える程の大きさです。
野菜紹介 小ねぎ
桜が散ったのを合図に、木木が芽吹き始めています。この辺では大抵どの家にでもある柿の木の芽が、かわいらしいですよ。老木が、毎年新しい芽を出すのを見ると、人間も、老いていく中にも、常に新しい何かがあるのだろうと思います。最近はヒョウが降りました。天気の変化が急な時期を過ぎ、これからは、晴れ続きで畑が乾き、農作業がはかどりそうです。(4月22日)
野菜セットに入っている小ねぎは、ハウス栽培です。ハウスは自然に雨が降らない分、肥料をまくときに均一になるように気を使います。人工の散水では、雨ほど肥料分が流動しません。小ねぎが生えそろった時に、土の状態が、葉の色合いに如実に表れます。生産者は、そしてそれぞれのハウスのくせを考慮して栽培しています。
野菜紹介 キャベツ
つくしも生えて、うぐいすも鳴き、トウ立ちした畑の野菜たちが黄色い花を付けて、にぎやかになりました。桜は今が満開です。最近は、ジャガイモの不足で、菓子類の製造が出来ないとニュースになっていますね。お店で種芋をまだ見かけるので、少しでも植える人が増えればと思います。食べずに種として保管したものを大切にしたいですね。(4月14日)
キャベツは甘藍(カンラン)と呼ぶこともあるのを知っていますか?私は、年配の方と話していてこの呼び名を知りました。種の名称でも「○○甘藍」というのがあるので、探してみてください。
キャベツは、どんな食べ方もおいしいですが、春のキャベツは、蒸野菜にしてたっぷり食べて頂きたいなと思います。芯もどうぞ残さず食べて下さい。
野菜紹介 スティックセニョール
花を散らす強い風が吹いています。この時期の風は、とても強く、ハウスの鉄パイプを曲げることもあります。(4月7日)
スティックセニョールはブロッコリーとカイランという中国野菜を掛け合わせた品種だそうです。脇芽を次々に収穫する野菜です。つぼみの状態で組合員の皆さまに届きますが、まだ生きているので、暖かいところに長く置くと、花が咲いてしまうかもしれません。できるだけ早く召し上がって下さい。調理方法は、さっと茹でて、ドレッシングで食べたり、ベーコンと合わせて、パスタにしてはいかがでしょうか?歯ごたえが残るぐらいの加熱具合が、一番おいしいです。
「山菜を食べる会」
4月24日に柿木村有機農業研究会主催の「山菜を食べる会」が行われました。今年は昨年よりも多い参加で、50名近くの方と交流が出来ました。
まずは山へ山菜採りへ。
天気にも恵まれ、春の山はキラキラとしてとっても心地よかったです。
帰ってからは揚げたて天ぷらをいただきます。
天ぷらの材料がとっても美しい!!
熊本を中心に九州地方で大きな地震がありましたが、会長の福原からは「そういうときにためにも山の食べられる物を知っておく必要がある」と話がありました。若い人は知識と経験を先輩方からしっかりと学ばなくてはいけませんね。
美味しいおかずは農家のお母さん達が朝から準備をしてくれました。
調味料も道の駅でそろえ(柿木の道の駅は自然食品店並の品揃えです!!)添加物のない本物を使っています。味噌はもちろん柿木の味噌。
各テーブルに生産者も混じり、ワイワイと交流。「山菜が大好き!」「毎年楽しみにしている」という声が多かったです。みんなお腹いっぱい食べて、余ったものは持ち帰り。
こうした交流と共に“有機的な暮らし”がもっともっと広がっていけばよいなと思います。