食と農・かきのきむら企業組合

島根県にある柿木村の農家の集まりです。柿木村は35年以上前から有機農業を地区全体で取り組んできました。作物のこと、日々の出来事など書いていけたらと思います。

グリーンカーテン

今年の企業組合のグリーンカーテンはこちら↓

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種がハートな風船かずらです。

昨年はゴーヤで挑戦したのですがカーテンには程遠く、「グリーンの糸状のもの」という感じでした。。。笑

その残骸がこれです。

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今年はうまくいくでしょうかね。

て、書いておきながら「風船かずらってなんなん?」と今さら思ってしまったので、調べてみました。

フウセンカズラは、巻きひげをもち、フェンスなどに絡みつきながら繁茂するつる性の一年草です。夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます。繊細な草姿と、風に揺れる果実は見た目にも涼しげで、緑のカーテンにも向いています。果実が茶色く熟すと、黒地に白いハート模様の入った丸いタネが3粒得られます。タネの模様は猿の顔のようにも見え、愛嬌があります。
成長が早いので、あんどんやネットは早めに準備をして、つるどおしが絡まないように誘引していきます。

 

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おう、まさに緑のカーテン向きと書いてあるではないですか!!
この断面図もすごくきれいですね。

植物の神秘といったら安っぽく聞こえてしまうかもしれませんが、そんな気がします。

リベンジ、がんばりましょう。

また報告します!

小泉さんの脱原発論。

雨降りな柿木です。

今日は理事長と事務局とで福岡出張に出ています。

取引をさせていただいているグリーンコープさん主催の小泉純一郎氏の講演会です。

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以下、引用。

原発ゼロ社会の実現をめざし、小泉純一郎氏講演会開催!

原発ゼロ社会の実現をめざし、
社会的な気運を醸成していくために、
元総理大臣小泉純一郎さんを講師に講演会を開催します。

 グリーンコープは設立当初から、「いのちと原発は共存しない」という考えを掲げ、今日までその姿勢を貫いてきました。きっかけとなったチェルノブイリ原発は、事故後32年経てもなお、放射能を放出し続け、被災者の苦しみは癒されることはないと聞いています。

 2011年3月、チェルノブイリ原発事故の教訓を生かせずに引き起こされた福島第一原発事故の収束と廃炉工程は、いまだに汚染水対策に翻弄されるばかりで進んでいない様子です。そのような中、原発事故によって安心して暮らしていた地域を奪われてしまった福島の人たちへ思いを馳せて、グリーンコープは支援を続けています。

 2012年7月に施行された再生可能エネルギー固定買取制度(FIT制度)によって、グリーンコープ一般社団法人グリーン・市民電力)も自然エネルギーによる発電所を持つことができるようになりました。また2016年4月からの電力全面自由化によって、「グリーンコープでんき」の小売事業もスタートさせました。これによって「原発のない社会」実現への門戸が大きく開かれたとも言えます。と同時に、これまで見えなかった様々な問題や課題と対峙することになっているのも事実です。

 グリーンコープは2018年、創立30周年を迎えます。この記念すべき年のスタートに元総理大臣小泉純一郎さんを講師に迎え、講演会を開催することにしました。ご存知のように、小泉さんは政治に携わっていた時は原発推進でしたが、福島第一原発事故をきっかけにあらためて原発のことを学ばれ、これまで信じてきたことが嘘であったことに気付かされ脱原発に転換された方です。小泉さんから語られる言葉には「力」があります。講演会をきっかけに「脱原発社会」へ向かう意志を確認し合い、社会的な気運を創っていきたいと考えます。

 柿木村にも原発からの自主避難という方が数名おられます。どんな話をされるんでしょうかね。興味深いです。質問タイムがあったら、きわどい質問をぶっこんでやりたいと思うんですが、あいにく私はしたっぱなのでお留守番です。
ついて行きたかった。(中州に)

 

まだ事故はなんにも終わってないですからね。

放射能のこと、安全だ、危険だといろいろ言われていますが、

今も漏れていることは事実ですから。

なにが良いとか悪いとかの前に、事実としっかり向き合っていきたいものです。

 

満天星

「どうだんつつじが咲いとるよ」

 

「あーつつじってピンクのやつでしょ?」

 

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↑こーゆう認識でしたが、全然違いました。

花の名前なんてなかなかわからんのです。男子は。

 

どうだんつつじはこれ。

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実は旧柿木村の花として決められていたそうです。

漢字で書くと“満点星”だそう。

なんてロマンチックな。

柿木は星も良く見えますからね。

なんてったって真っ暗だから 笑

でも夜に出歩くことがないから(行くところがない 笑)きれいな日でも気がつかないことも多いですけどね。

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夜もあたたかくなってきたし、星を眺めながらビールでものんでみましょうか。

 

ちゃん、ちゃん。

 

 

 

 

 

 

寒暖の聖地。

寒い!

朝晩が寒いんですよ!

朝晩にいたってはぜんぜん春感がないのです。

だってそのはず、今日の最低気温は3度。。。

 

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一日の中での寒暖差はなんと

 

 

21℃!!

 

「はあ?」ってなりません?すごいんですよ。

なので勝手に「寒暖の聖地」と呼ぶことにしました 笑

でも悪いことばっかりじゃなくてお米のおいしさに良い影響があるのです↓

 

お米のおいしさを担うでんぷんは、昼間に光合成で作られ、日の当たらない夜間に消耗されますが、夜間の気温が高まると稲の呼吸作用は高まり、日中に蓄えたでんぷんが消費されてしまい品質が劣化します。


ですが、柿木村のような中山間地帯では栽培期の昼夜の温度差が非常に大きいため、昼間に光合成で蓄えられたでんぷんの消耗が、夜間の低気温によって抑えられます。
この気温差が、お米の食味を保つ一因になっています。

 

 うん。

まあこれでかろうじて朝晩寒いのも我慢するかという気持ちになれます。

だって米はうまいほうがいいもんね。

友達が広島なんかからやってくると、「お米おいしいね」って言ってくれます。

素直に嬉しい◎

 

ということで、日が出てきて少しずつ暖かくなってきている柿木村からお伝えしました。

 

 

たねもみ

そろそろ田んぼのシーズンですね。

 

TA・N・BO!!

 

今はもみを水につけて発芽させたり、早い人はもみまきも済ませているのかなと思います。

 

水につけたもみはこんな感じ↓

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日に当てておくと水温が上がって発芽しやすくなります。

あんまり発芽させてしまうと蒔きにくくなるから、こまめに様子をみながらやっています。

 

今年もおいしいお米が食べられますように。

がんばらないといけませんね!!

 

 

つばめ(カープファンの方はごめんなさい)

春もだんだんと進んで、ウグイスが鳴いていたり、ツバメの姿を見かけるようになりました。

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この時期になるとツバメは軒先などにせっせと巣をつくりますね。

糞が落ちるからとあまり歓迎できない方もいらっしゃると思いますが、のどかな光景でいいですよね◎

(昨日行った生産者の方のおうちではこれでもかってくらい巣が乱立していましたけど、そのままやさしく見守っておられました。)

そんなツバメさんが、今朝は家の中に入ってきました。

ツバメに限らず、鳥が屋内に入ると外に逃がしてやるのってすごく大変ですよね。

高いところでうろうろしたり、ガラスとわからずぶつかってしまったりとハラハラします。

今日は見守っている間になんとか出ていってくれましたが、なにかよい方法がないかと調べてみました。

 

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まず、鳥を逃がす出口 (扉・窓 など) を決め、その出口とその外側だけを明るくし、館内のそれ以外の場所をできる限り暗くして下さい (他の窓 などからの光も、カーテン などで極力遮るようにする)。

これで、上手くいけば、唯一の光に惹かれて、出口に向かって飛んでくれるはずです。

 ヤフー知恵袋先生による回答はこうです。

 

ふーむ。

部屋の中を暗くして、唯一の光に誘導する。

できる??

まあ知っているのと知らないとでは大違いですからね。

 

上手に共存◎

 

 

 

 

できましたー!!

ブログを更新せねばと思っていたらこんな時間に。(17:45)

この前冷蔵庫のカーテンの話を書きました。

syokutonou-kakinoki.hatenablog.com

 

その後、理事長がバチバチとレールをつけてくれたので、結束バンドでカーテンをつるして出来上がりっ☆

と思っていたんですよ。

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いやー、きちんと測ったとおもたんですけどねー。

丈が足りないじゃん・・・・笑

「50センチも足りない 爆」

 

大丈夫。田舎は工夫です。
ないものはDIY精神!!

そうやって本屋をつくった若者もいます、この村には。

 

さて、ビニールをチョキチョキして、テープでペタペタ。

ちょろいじゃないですか。

 

むしろ、下の部分がすりきれていくので、そうなったら取り替えられる。

いいじゃないですか。

プラスしかありません。

見た目はいまいちだけどいいものができましたよ。

 

生産者からも好評です◎(ホッとしてる)