食と農・かきのきむら企業組合

島根県にある柿木村の農家の集まりです。柿木村は35年以上前から有機農業を地区全体で取り組んできました。作物のこと、日々の出来事など書いていけたらと思います。

フルカラーカメラ搭載小型光選別機

突然ですが、

 

みなさん

 

白米派ですか?玄米派ですか?

 

パン派でーす!とか麺派でーす!

とかそういうのは置いておいて。。。

 

どちらですか?

 

ちなみに私は玄米ときどき白米。

そんな感じで生きております。

 

さて、玄米から白米へと精米するとき、(精米具合にもよりますが)約1割は減ってしまいます。30キロの袋を精米すると27キロほどになります。

 

当企業組合が精米をお願いしている会社様では、フルカラーカメラ搭載小型光選別機というものを使用しています。

こんなかっこよさげなやつです。

 

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※イメージ図

 

この最新式の機械をもってしても、取り除ききれない、草の実や黒っぽいお米がどうしてもあります。

 

無農薬でお米作りをしている方がほとんどですので、これくらいは仕方がない範囲なのかなと思っています。

 

最初から存在する可能性があることを知っていたら、ごく少量混ざってしまうこともご理解いただけるようになるかもしれません。

 

おしまい。

 

 

 

タネ 種 たね tane

 5月15日の日本農業新聞によると、“農水省は、農家が購入した種苗から栽培していた種や苗を次期作に使う「自家増殖」について、原則禁止する方向で検討に入った”とのこと。

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在来種や慣行的に自家増殖してきた植物は例外的に認める方針とありますが、どうなることやら、という感じ。

 

スーパー等で多く出回っているF1種子についてはこちらの野口種苗さんの記事がたいへんわかりやすくかかれています。

nextwisdom.org

 

もちろん当企業組合で扱うものがすべて自家採取かといわれたら、そうでないものの方が多いと思います。しかし、禁止されるとなると、命をつなげないってことですからね。

優良品種の海外への流出との理由ですが、おいしいもの、つくりやすいもの、みんなで共有できたら素敵な世の中かな、なんて。

まあこれもひとつのモノサシですので、みなさんそれぞれがモノサシを持って社会を見て、感じて、測っていったらよいんだと思います。

暑くなったり寒くなったり。

タイトルどおり暑くなったり、寒くなったりですね。

今日はパーカーを引っ張り出してきました。

暑い寒いといえばワールドカップロシア大会ですよ。

へ??

大会はあついけど、ロシアがさむい的な、ね?笑

突然の監督解任からのメンバー選考。

いったいどうなるんでしょうか。

 

スポーツと農業なんてまるで関係ないと思っているでしょう??

違うんです。

「持続可能性」がキーワードになった2012年のロンドンオリンピック以降、選手村や競技場の食材基準には、有機(=オーガニック)を優先的に調達することが盛り込まれていました。

 

なので、2020年の東京オリンピックの際にも積極的に有機農産物を使おうという動きなのです!

農水省は、東京オリパラ開催前の概ね平成30年度までに有機農産物の生産面積を1%にするという目標を掲げています。期限まで残り1年ですが、現状は残念ながらその半分です。

日本の有機農業の生産面積は、H28年度推計で2万3000ha。国内の耕地面積のわずか0.5%有機JASほ場に限ると0.22%だそうです

 

まあ今回のワールドカップの場合はオリンピックのように選手村があるわけでもないので、どうなのかはわかりませんが、やはりトップアスリートは何を食べ、何を食べないかをストイックにやっているように思います!

何年か前にテニスのジョコビッチ選手もこんな本を出していました。

macrobiotic-daisuki.jp

 

ということで食とスポーツは切り離せない関係ですよという話でした。

もしかしたら柿木の野菜がトップアスリートの身体をつくる、そんな日もくるかもしれませんね!

 

 

 

Business card

「名刺をつくれー!!」

そんな指令が出ましたので、新調しました。

名前の背景画像は個々人で好きなものにしてもらえばいいかなと思っています。

(ダリアの柄がすきだというので、見本はこれにしました↓)

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英語だとビジネスカードというそうなので、これをもってどんどんビジネスしていただきたいものです。

 

ネーミングセンスとは

先日のブログ↓でお伝えしていたミニトマトの苗ですが、接木苗を注文していました。

 

syokutonou-kakinoki.hatenablog.com

「接木(つぎき)苗」とは、2種類の植物を接ぎ合わせ、両方の長所を兼ね揃えた植物を作ることです。

例えば、おいしいトマトがたくさんできる品種(穂木)に病気に強い品種(台木)を接ぎあわせることによって、病気への抵抗性を付与することができます。
そうすることで、病気に負けず栽培管理が容易で、かつおいしいトマトが収穫できる苗ができ上がります。

※竹内園芸様HPより

商品紹介 | キュウリ、トマト、ナスなどの野菜苗、接木苗生産「竹内園芸」

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それで、今回台木に使用されたものの名前が

 

ヘルパーMBバリアという品種だそう

つよそう??

なんだかよくわからないけど守ってくれそうな感はあります。

台木専用の品種があるんですねー!
知らなかった。

他にもこんな名前のものもあるみたいです、、、

ボランチ

ガードナー

ベスパ

アンカーT

影武者

プロテクト3
ドクターK

戦隊モノっぽくて小学生男子が喜びそうです。

 

こんなに種類があってどうやって台木を選ぶんだろうと思っていたら、こんなチャートを発見しました。

 

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※タキイ様HPより

http://www.takii.co.jp/tsk/hinmoku/daigi/atm_frm.html

 

うーん、興味深いですね!!!

 

 

野生的栽培

こんにちは。

ミニトマトの苗が届き(有機苗を取り寄せています)みなさん続々と植えつけています。ロッソナポリタンとシシリアンルージュという品種になります。

ロッソナポリタンは生食向けで、シシリアンルージュは調理向けになります。通常のミニトマトより皮は硬めですが、雨にあたっても実が割れることが少ないです。

トマトの栽培は脇芽をかきながら1本立てで育てるのが一般的ですが、この品種は脇芽をかかないソバージュ栽培(フランス語で野生の意味)という方法で栽培します。

トンネル状の仕掛けをつくり、脇芽をかかずに成長すると、こんな夢のような光景が見れるかも??

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※イメージ画像です。

パスタのソースにしたり、サラダにしたり、ピザにしたり(柿木にはDIYピザ釜がたくさんあるので)夏になるのが楽しみになりますね◎

アマリリス ≒ こんにゃく??

「こんにゃくの花が咲いたみたいだから写真を撮ってきて」

「はーい!」

で、農家さんの家に行ってきました。

「そこにあるから」

と言われ、こんにゃくの花ってきれいなんだなーと思って撮ったのがコレ↓

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全然違うやつだった 笑

無知ってこわい。。。

「アマリリスじゃねーか!!」

と呆れられました。

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ほんものはコレ(農家さんと一緒に)

いやー花が咲いてるって言われて行ったので、こんな感じの花だとは思いませんでしたよ。

毒々しい感じがなんとも言えませんね。

こんにゃくの花芽がつく割合は植えてから4年目ぐらいから急激に高くなるそうです。でも、2年目でつけるものもあるし、10年以上つけないものもあるそうです。

ということは、いつでも見られるわけではないレア物!!

玄関先に置いておくと通りがかりの人も、珍しがって足を止めていくとのお話でしたよ。

扱うものはきちんと知っておく必要があるなという反省と、笑い話にもなって朝から愉快な気分になりました。