グリーンコープ技術交流会
グリーンコープ技術交流会に参加するため福岡県に行ってまいりました。柿木村有機野菜組合6名、かきのきむらグループ3名、食と農・かきのきむら企業組合事務局1名の計10名でした。
始めに虫の生態と防除についての話を聞き、その後は各分科会に分かれ、ネオニコチノイド系の農薬をどのように減らしていくか等が検討されました。
各生産地の使用薬剤一覧が配られましたが、その冊子の厚さにびっくりしました。順次減らしていきたいが、まだまだ農薬なしでは難しいと考えているところも多いようでした。
映画「モンサントの不思議な食べ物」も上映され、遺伝子組み換え作物についても学べました。これを見る限り、”食べ物ではなく売り物“という印象を強く受けます。
効率や合理性の名のもとでどんどんと工業化が進められ、土から離れてしまったせいだと思います。時間はかかるかもしれませんが、少しずつ取り戻していきたいものです。
遺伝子組み換え作物について、知りたい方はこちらの書籍がお勧めです。
夜は懇親会、次の日は圃場見学をしました。
始めに有機JASをしているというセロリの圃場に行きました。
大きなハウス一面にセロリが並びます。こんなに大きな圃場はなく、少量多品目の柿木では見慣れない光景です。参加者からはアブラムシ対策はどうしているのか等質問が出ていました。
セロリをその場で食べさせてもらいましたが、セロリ独特のくせが少なく、かなり食べやすいものでした。
次に、白菜畑へ。たくさん出来ているように見えますが、規格に届かず廃棄になってしまうようです。作ったのに出せないというのは、なんともいえない気持ちになりますね。