シールのはなし
近隣スーパーにれんこんを卸したいという農家さん。地場野菜コーナーに置かれるため他との差別化が必要です。
農家さんもそこを意識されており、シールの作成を依頼されました。れんこんは色味の少ない野菜ですから、色を意識してデザインをしてみました。
いかがでしょう?
シールひとつで消費者の購買意欲も変わってくるでしょうから、これから機会があれば他のデザインにも挑戦したいと思っています。
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あちこちで稲刈りがおこなわれ、もうすぐ新米が食べられそうです。
機械で乾燥させるという方が多いですが、いくつかの家ではこうしてはぜ干しをしている光景も見ることが出来ます。こんなふうにきれいに干すことが出来たのなら道行く人からもきっと褒められることでしょう。
精米したらシンプルなおにぎりが食べたい。
食欲の秋、堪能しましょう。
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5月に入ってほとんど雨の降らない柿木村です。
どの農家さんと話をしても話題はお天気のこと。どこかに出かけるのには晴れているほうが良いですが、農家にとっては雨がないことは死活問題です。
こればかりは人間の力ではどうしようもないので、待つことしか出来ません。昔の人も同じような気持ちで、雨乞いの神事を行っていたのかもしれませんね。
さて、今日は小ねぎの調整作業にお邪魔してきました。(ここでも話題は天気…。今晩、ちらっと降るかもしれないとのこと)
小ねぎはハウス内で栽培されており、収穫後は写真のようにひとつひとつ手作業で色が変わっている部分やごみなどを取り除いていきます。その後は規格に合わせて重さを測り袋に詰めて出荷となります。
買う側にはなかなか見えにくい部分ですが、このような過程を経てお店やご注文を頂いた方の手元に届くことを少しでも知ってもらえたら嬉しく思います。
野菜紹介 チンゲンサイ
この季節の悩みといえば、ツバメです。人が通るところに巣作りをするので、糞が落ちて困ります。でも、このツバメたちが、東南アジアから渡ってきたことを思い出すと、長旅をねぎらい、暖かい気持ちで受け入れたくもなります。山の緑、ツバメ、水を張り始めた水田。人間の生活と自然が作り出す美しい風景がいつもそこにあるのは、とても幸せなことです。
チンゲンサイは、歯ごたえのある茎が魅力の野菜です。収穫する時に、生でかじってみたこともありますが、おいしいです。チンゲンサイの栽培は、プランターでもできます。一粒ずつ15㎝間隔にまけば、間引きいらずで、充分な大きさに育ちます。生育が早く、あっという間に大きくなります。一袋3~4株のチンゲンサイを見慣れていると、違う野菜に見える程の大きさです。
野菜紹介 小ねぎ
桜が散ったのを合図に、木木が芽吹き始めています。この辺では大抵どの家にでもある柿の木の芽が、かわいらしいですよ。老木が、毎年新しい芽を出すのを見ると、人間も、老いていく中にも、常に新しい何かがあるのだろうと思います。最近はヒョウが降りました。天気の変化が急な時期を過ぎ、これからは、晴れ続きで畑が乾き、農作業がはかどりそうです。(4月22日)
野菜セットに入っている小ねぎは、ハウス栽培です。ハウスは自然に雨が降らない分、肥料をまくときに均一になるように気を使います。人工の散水では、雨ほど肥料分が流動しません。小ねぎが生えそろった時に、土の状態が、葉の色合いに如実に表れます。生産者は、そしてそれぞれのハウスのくせを考慮して栽培しています。